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ハイロー鬼邪高情報元まとめ

wikipediaのハイローの項が混沌としているので、鬼邪高だけでも情報元付きでまとめてみた。あれどこで出たっけ?を確認する用。

 

ソースはドラマシリーズ(hulu版)、THE MOVIE、THE MOVIE2 のパンフレットの他に、THE BASE やコミカライズなど展開作品、インタビューで語られた未公開設定など。

シリーズと映画の表記:ドラマシリーズ=S1E1など話数、THE MOVIE=ザム、THE MOVIE 2=ザム2

※設定信用度について、映画パンフレット、公式サイトは作中に次ぐ信用度だが、例えば古屋と村山の死闘(ザム2パンフ古屋人物紹介)など、疑義が全くないわけではない。派生作品に関してもTHE LAND 広斗の「とろけさせてやるよ」などファンの間で疑問がもたれているものもある。舞台挨拶などは複数のレポートで確認できるものをできるだけ拾った。(初出確認はせず)

 

以下ザム2までの完全なネタバレを含みます。

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本垢?

ネット上で特にトラブルもないのに場を転々としてしまうので、気がつくと数ヶ月から年単位で場を離れていることがよくある。

リアルベースでも、友人ができていても止められない。

捨て垢というけれど、蓄積された本垢というものをそんなにみんな持っているのだろうか。

もう最終章だからいい加減諦めようぜ原作厨【火村ドラマ感想】

なぜドラマについて原作厨から不満が出るのか考えた
解釈→表現の問題じゃなくて設定変更だと考えた方が妥当ではないかな?という話
もう最終章だからいい加減諦めようぜ原作厨


今回のお話は
・原作火村の設定は地味かつリアリティを出すには高難易度、そのため設定変更は不可避
・原作厨はキャラクターの魅力で引っ張られないし事件について新鮮な驚きがないので粗が気になってより厳しい採点になる
・それでも原作厨としての最後の不満
の3点
なお原作厨とは色々棚に上げて印象論で原作とドラマを比較して文句を言う私のような奴のことで、真っ当なファンは含まない。当然だが。

フィールドワーカーより諮問探偵?

推理小説に慣れているとわからないが、火村の設定はリアリティを出すには高難易度で、しかも地味だ。

リアリティ面で原作そのままでは通らなかったのではと推測しているのが捜査参加方法。『警察がわざわざ声をかけてくれて、捜査現場を見せてくれる、しかし警察にとってどうしても必要ではない』というのを説得力を持って描き切るのは多分難しい。
原作厨でもこうして書き出してみるとオススメした相手に突っ込まれたら推理小説だから!としか言いようがねえな、と思っている。装置としての探偵に慣れたジャンルで小説として良いものだから通る設定だ。

ドラマでは『警察に事件解決を期待されて呼ばれている』方が捜査現場にいる理由としてもっともらしいのだ、多分。原作でさえ初登場時は巻き込まれ型での参加である。
解決のために来てもらっているのだから、さらに部外者の助手(しかも役に立たない)を連れてくることも許容されているとしたものだろう。それでもやっぱり「なぜアリスは現場にいるの?」という感想はよく見る。

オールマイティは特徴無しと同義?

人物像の面でも、探偵として地味であるためにそのままでは連続ドラマに耐えなかったのだと思う。
職能で事件に取り組むわけではないし、学者としての知識を用いるわけでもない。犯罪に強い関心がある一般人、つまり読者と同じ条件で事件に挑む。取り扱う範囲も物理トリック、アリバイ、動機、暗号等幅広く、専門はない。つまり○○探偵にはなれないし、手口や動機にもフォーカスできない。

この地味さを解決するのが『変人探偵』化だったのではないか。

キャラクターとしては原作で犯罪者について思うところがある様子や人を殺したいと思った過去について示唆されているが、これらは滅多に顔を出さない。もっと直接見える特徴が必要だったのだろう。
その結果、ある種の探偵に伝統的な傍若無人属性が付加されたんじゃないかと想像。

だから個人的にはこの改変の否定は連続ドラマ化自体の否定に繋がると考えている。
(ガチで不満がある人はドラマ化自体して欲しくない人もいるかもしれない)


◆◆◆

さて、設定変更と各種の演出を投入しドラマ媒体向けにした結果、様々な粗もあるがそこは見る方を丸め込めたら勝ちだ。7話までの視聴率的には一般視聴者には(そこそこ?)評価されたようだ。

なのでここから先は完全に個人的な不満である。しかもその不満は原作のイメージが捨てられず丸め込みに乗れないが故のもの。そして原作に関しては嬉々として丸め込まれている身勝手さだ。そこをご了承いただだきたい。

原作厨の評価が低くなりやすい理由

このドラマはキャラクターに視点を置いて見る用に作られていると思っている。(余裕があるときは推理とキャラクター両方力が入っている)
中心がしっかりしていれば周りの粗は気にならずに入り込めるが、原作厨はどうしても比較という呪縛のためキャラクターの物語にのめり込むことができない。
ここも主力ターゲットと原作厨の評価が分かれる要因だと考える。

知り合いのBBC現代版シャーロックが好きではない奴は、シャーロックの振る舞いが不愉快で科学捜査に関しての表現も無茶苦茶だと言う。ファンからすればシャーロックホームズとはそういうものだしこれはそういうのを見るドラマじゃないから!としか言いようがない。
同じことが火村のドラマを見る自分に言える。理不尽。
(シャーロックとは演出面で比較されることが多いが、予算的にはS1とだけ比べるのが妥当だと思う。S2になって最初に思ったのは予算増えたな、だった)

個人的には制作陣から原作のここを入れようと思った、ここが好きだったけど割愛せざるをえなかった、という原作愛が感じられたらかなりの数の原作厨が採点を加点方式に切り替えただろうと思う。

付け加えると推理に関しても原作厨は新しい驚きがないので評価が下がっているはずだ。未読の気持ちで評価することは難しい。原作厨は、事件とトリックについて低い点をつけるのではなく採点不能とすべきだ。

こういうわけで、原作厨は映像化に対して一回り以上の厳しい目で見てしまう。

それでも不満を言いたい

厳しすぎる目で見ているのは承知で、個人的にこのドラマの不満点。
幾つかある中の上位に警察がご都合主義に間抜けすぎることと笑いの不連続性が起こっていることがある。加えてそれらが原作からの設定改変で起こっていることも不満だ。

警察が諮問探偵に解決を委ねる設定は、実際フィールドワーカーを捜査現場に放り込むのと同じくらいリアリティに欠ける。どうもこの設定をシャーロックホームズから続く伝統的なスタイルなので、で通そうとしているように感じる。しかし探偵に頼まないと解決できない警察は控えめに言って無能。

ドラマ版火村の警察は事件を解決してほしい、という形で介入依頼をする。誘拐事件の初動でも探偵に頼る。諸星のシーンもメガネのおじさん1人で対応してるし逃走の経緯もお粗末だ。実は諸星警察内ですごくしょぼい扱いなんじゃないのか?と勘ぐりたくなるくらいだ。

諮問探偵を介入させる設定のために、警察が無能なので真相解明ができないと改変を重ねたように見える。キャラクターのための御都合主義を見逃せる人でないと気になってしまう。


そしてここからは完全に好みの問題。警察が依頼する形がシーンの深刻さを増し、コメディ部分が浮く原因になっている。

基本的に作家シリーズの警察は船曵班を始め火村の推理を信頼しているが、自力で真相にたどり着く自信がある。なので現場の空気はそう深刻ではない。野上巡査部長が火村に嫌味を言うシーンも、樺田警部が面白そうに見ていたりする。変人探偵ではないので関係者に対しても気を使う。
また、語り手のアリスが地の文でツッコミを入れたり他人のユーモラスな言動に注目することで笑いが発生し、アリスがそういう空気ではないと思っていたら笑いは発生しない。

ドラマ版は鍋島警部が先生に事件を解決してほしいと深刻な顔をしているし、コマチさんの突っ掛かりも話の都合で火村の人物描写のための真剣なものだ。そして変人探偵は事件関係者相手に気を使わず戸惑わせたり腹を立てさせたりしている。この空気で場面転換を入れずに笑いが入ると非常に浮く。
変人の言動による笑いは空気を読まない人と周囲のギャップを笑うものだが、周囲が真剣すぎると笑えない。もちろん、視線が探偵に集中するべきところでそうできない視聴者だからだ。


◆◆◆
本当はキャラクターに引き込まれて大目に見るのが正しい視聴者だろう。
実際ドラマ版火村も引き込まれるキャラクター作りになっている。改変すること自体も理解できる。
しかし意地の悪い原作厨には下手に改変したせいで面白くなくなっている、と見える。
印象論で原作と違うとばかり言う奴は気に入らないが、自分も単純に不満がある。
もう8話放送にもなるのでいい加減諦めようと思いながらやはり書いておきたかった。ごめんなさい。

なお脚本が事故ってるところとかは好み抜きで欠点ですね!


追記1
推理ではなくキャラクター優先と判断したシーンのいくつか
・探偵の特徴として付加された殺人の追体験シーンが視聴者に推理材料を提供しない
・1話最も重要な偽装に関してのセリフにチェックが入っていない(どの段階のミスかは分からないが)
・6,7話は事件の全容をしっかり見せる構成でないこと(原作を抜きにしても)、特にアリバイの有無が少しだけ映る一覧表示だったり、黄昏岬の経緯に関して理解させる気がないかのような説明不足
・テロップは出方にムラがあり要点整理などではない(1話は良かった。7話はキーワードを拾うのが下手な人の板書のようだった)

追記2
個人的に無能な警察が馬鹿なことをするのは笑いどころなのか判断できない。
特にモヤモヤしたのは5話の喫茶店に行った後残された警察組、単に喫茶店行きたいだけではないと諭されるコマチさんが分かっていますと言うところ。
コマチさんが本当に分かっていないと誤解されている状況を笑うところなのか、分かっていますが彼女の強がりとしてそれを笑うところか、それとも諮問探偵の介入そのものに真剣に腹を立てているところを誤解されるかわいそうなシーンなのか、判断がつかない。未読の家族はコマチさんが強がっていると判断して笑ったようだ。
警察は無能であるという前提が強すぎて、自分にはコマチさん個人がどの程度間抜けだという設定なのか読めなかった。

火村英生が吸っているのは本当にキャメルなのか

2月21日追記
・パッケージをくしゃっと潰すシーンが複数あり、ソフトパッケージとボックス両方が存在している可能性が高くなりました。時系列で並べる必要があるかもしれません。
・ドラマ5話で登場したタバコはDESERTの文字がキャメルと似たフォントで書かれたソフトパッケージで、地色はJTのマイルドに似たグラデーション、柱の図案は無し、というRJRと初代JTイメージの混合のようなものでした。

注意!3話に間に合わせようと思って低タールとメンソールの裏が取れないまま上げています。訂正するかもしれません。

有栖川有栖による作家アリスシリーズ(探偵名で火村シリーズ)が「臨床犯罪学者 火村英生の推理」というタイトルでドラマ化。
実写化されると原作読者はいろんな所が気になるもので、このドラマも原作との相違点を挙げるツイートも多い。
その中で吸っているタバコがキャメルではないと指摘するものが度々ある。

火村のお気に入り銘柄はシリーズ最初の「46番目の密室」から最新作の「鍵のかかった男」までキャメルとされている。しかし両者の歴史を追いかけると、そもそも火村が作中で吸っているのは何なのか?という疑問が生じる。キャメルについて、火村英生登場から25年あまりの変遷を追ってみた。


結論から言うと、火村の吸っているキャメルは特定の箱を出して正解と言える設定ではない。しかしドラマに登場する箱はどのレギュラー品キャメルとも一致しない。


以下キャメルを特定できなかった過程とつじつまを合わせたいがための妄想。

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まとまらない系

ある実写化したミステリについてまとめようとしたら三つ子の魂なんとやらで文章がクソ長くなった。
仕方が無いので昔のはてダ用アカウントを引っ張り出す。
iPadsafariで動かないけどアプリで頑張ってみる。